おじいちゃん育児デビュー!イクジイの夏
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☆共働き家庭をサポート
☆仕事と両立
☆思わぬ出番に力を発揮
☆「孫は命」優しくなれた
思わぬ出番に力を発揮
3・11後 家族元気 かみしめる絆
6月半ば、マツダで夫と共働きする娘(42)から泣きつかれた。「息子たちを預かってくれない?」。東日本大震災を受けた節電対策で自動車メーカーなどが7月から始めた「土日操業」。広島市南区の藤原猛さん(71)は妻幸子さん(68)とともに快く、孫の世話を引き受けた。
「困ったときに助けるのは親として当然じゃろう思うたから」と猛さん。5歳の双子、一翔(かずと)ちゃんと勇翔(ゆうと)ちゃんを、7月から日曜日のたびに丸一日預かっている。
食事の世話は妻の担当だが、遊ぶ係はもっぱら猛さん。わんぱく盛りの男児2人は家の中だけでは満足できず、近くの公園に繰り出す日々が続く。
「セミは前に飛んで逃げるんじゃけえ、網は前に出すんで」。猛さんが、高い枝に止まるセミに虫網が届くように孫を抱き上げる。一緒になってジャングルジムや滑り台にひょいひょい上ると、若い母親から「お元気ですねえ」と感嘆の声が上がる。
「子どもはこれぐらい活発でないと。あれも駄目これも駄目と言っちゃあいけん」。汗だくの顔をほころばせる。
現役時代は営業の仕事をしていた猛さん。休日も仕事や付き合いがあり、わが子の育児は妻任せだった。幸子さんは「子どもはあまり好きでないのかと思っていたのに、孫といると和やかで優しい」と、夫の変身ぶりに驚く。
3月11日の震災。ニュースの映像に、猛さんは衝撃を受けた。一日中、2人の孫に付き
合うと正直くたびれるが「家族がみんな元気で、お互いに笑顔で会えるのをこれまで以上にありがたく感じるばかりです」。今あらためて、家族の絆の大切さを感じている。
震災を機に思いがけず、広島市内で孫と同居を始めたおじいちゃんもいる。佐伯区の小畑宣夫さん(64)。3月、長男の嫁の佳子さん(37)と生後6カ月の莉佳ちゃんが東京から、妻と二人暮らしの自宅に避難してきた。
東京では、激しい揺れが収まった後も余震が続いていた。福島第1原発事故の後、水道水から国が定めた基準値を超える放射性ヨウ素が検出された。「幼い莉佳ちゃんのために」。広島での生活は家族みんなで決めた選択だった。
急な同居で、意外な手腕を発揮したのが小畑さん。莉佳ちゃんの機嫌を取りながら離乳食を食べさせたり、風呂に入れたり。
「私よりうまい」。莉佳ちゃんのしぐさから、何を欲しているのかを読み取り対処する様子には、佳子さんも脱帽だ。
「自分の息子たちの時は育てるのに必死で、とにかく厳しくしてきた。孫だと余裕があるのかな」。もうすぐ1歳になる莉佳ちゃんが猛スピードではいはいし、小畑さんにつかまり立ちする。「安心して大きくなって。じいちゃんも頑張るよ」(森田裕美、余村泰樹)
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中国新聞2011年8月14日(日曜日)掲載













コメント(1)
とても優しいですね・・・
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